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AI時代はタイピング不要 | 音声入力アプリTypelessで生産性を爆上げしよう

AI時代はタイピング不要 | 音声入力アプリTypelessで生産性を爆上げしよう

要約

Typelessは、話した内容をAIが自動で整形し、タイピングしたかのような洗練されたテキストに変換するAI音声入力アプリケーションである。単なる文字起こしではなく、フィラー削除・重複検出・自動構造化・リアルタイム翻訳などの高度なAI処理を備え、タイピングの約4倍の入力速度を実現する。本記事では、Typelessの機能詳細、料金体系、Claude Codeとの連携方法、セキュリティ面の注意点を、実際の使用体験を交えて解説する。

  • 対象読者: AIツールを活用して業務効率化を図りたいエンジニア・ライター・ビジネスユーザー
  • 検証環境: Typeless(macOS版)(2026年2月時点)

この記事を読むことで得られるメリット

この記事を読むことで以下のことが分かる:

  • Typelessの概要と従来の音声入力ツールとの違い
  • フィラー削除・自動構造化・翻訳など具体的な機能の詳細
  • 無料プランとProプランの料金体系と30日間無料トライアルの内容
  • Claude Codeとの連携によるPC・スマホでの実践的な活用方法
  • セキュリティ・プライバシーに関する注意点とリスク評価

この記事を読むのにかかる時間

約12分

環境

  • MacOS Apple M4 Max Sequoia 15.1
  • Typeless

Typelessとは

Typelessは、Stanford大学出身の起業家が設立した、AI搭載の音声入力アプリケーションである。2025年ローンチされた。

従来の音声入力ツールが「話した言葉をそのまま文字にする」のに対し、Typelessは「話した内容をAIが解釈し、書き言葉として整形された文章を出力する」という根本的に異なるアプローチを採用している。

ユーザーにとっての価値

Typelessの最大の価値は、音声入力の「後処理」を不要にする点にある。通常の音声入力では、文字起こし後に不要な語句の削除、文章の整形、段落の構成などの編集作業が発生する。Typelessはこれらをリアルタイムで自動処理するため、話すだけでそのままメールやドキュメントに使えるレベルのテキストが生成される。

公式サイトによると、タイピングの約4倍の速度(一般的なタイピング速度45 WPM に対し、Typelessでは220 WPM ※WPM = Words Per Minute:1分あたりの入力語数)を実現するとされている。あるユーザーは19日間で21,000語以上を音声入力し、平均158 WPMを達成、手動タイピングと比べて約10時間の節約になったと報告している。

対応プラットフォームとアプリ

Typelessは以下のプラットフォームに対応している。

プラットフォーム

対応状況

macOS

対応済み(Apple Silicon / Intel両対応)

Windows

対応済み

iOS

対応済み(AIボイスキーボードとして動作)

Android

対応済み

Slack、Gmail、Teams、Zoom、Notion、VS Code、ChatGPT、Claude、LinkedInなどの主要サービスで利用できる。Typelessはシステムレベルで動作するため、テキスト入力フィールドがあるほぼすべてのアプリで利用可能である。

ユースケース:https://www.typeless.com/use-cases

機能の詳細

Typelessの機能は、単なる文字起こしの枠を大きく超えている。以下に主要機能を解説する。

AIによる自動テキスト整形

Typelessのコア機能は、話し言葉を書き言葉に自動変換するAIポストプロセッシングである。

  • フィラー削除: 「えーと」「あの」「um」「uh」などの不要語を自動で除去する
  • 重複検出・削除: 同じ内容を繰り返し話しても、重複を検出して簡潔にまとめる
  • 自己修正認識: 話している途中で言い直した場合、最終的な意図のみを保持する
  • 自動句読点挿入: 句読点やピリオドを自動的に付与する

実際に使ってみると、考えながら話したり途中で言い直しても文章が破綻しない点が非常に優れている。後からの手直しがほぼ不要なレベルのテキストが出力される。

要約と構造化

話した内容を自動で構造化する機能も備えている。箇条書き、ナンバリング、ステップ形式など、情報の種類に応じて適切なフォーマットに整形される。長い説明をダラダラと話しても、要点を整理した読みやすいテキストに変換してくれる。

Speak to Edit(音声編集)

テキストを選択して音声コマンドで編集する機能である。選択したテキストに対して「短くして」「もっと丁寧にして」「箇条書きにして」などの指示を音声で出すことで、テキストを変換できる。

リアルタイム翻訳

話した内容をリアルタイムで別の言語に翻訳する機能を搭載している。100以上の言語に対応しており、自動言語検出機能により話している言語を自動認識する。日本語と英語の混在入力(コードスイッチング)にも対応しているため、技術系の文章を書く際に特に便利である。

アプリごとのトーン適応

使用しているアプリケーションに応じて、出力テキストのトーンを自動で調整する。ビジネスメールでは丁寧な表現、チャットではカジュアルな表現、ドキュメントでは構造化された表現といった使い分けが自動で行われる。

個人辞書機能

固有名詞や専門用語、よく使う表現を登録できる個人辞書機能がある。使用するほどユーザーの語彙や話し方のパターンを学習し、変換精度が向上する。

エラー発生時のリカバリ

サーバー送信前にエラーが発生した場合でも、アプリ内のディクテーション履歴はローカルデバイスに自動保存されている。焦らずに時間をおいてからリトライすれば、内容を再変換してリカバリすることが可能である。ディクテーションが6分の上限に達した場合も、5分時点で警告が出され、それまでの内容は自動的に履歴に保存される。

料金体系

Typelessには無料プランと有料のProプランが用意されている。

比較表

項目

Free

Pro

月額料金

$0

$12/月(約1,800〜1,900円)

語数制限

4,000語/週

無制限

辞書登録

対応

対応

100+言語対応

対応

対応

優先機能リクエスト

-

対応

新機能への早期アクセス

-

対応

30日間無料トライアル

アカウントを作成すると、自動的にProプランの30日間無料トライアルが開始される。トライアル期間中はProプランの全機能(無制限の音声入力を含む)が利用でき、トライアル終了後は自動的にFreeプランに切り替わる。トライアル後の自動課金はなく、気軽に試すことができる。

無料プランの実用性

無料プランでも週4,000語まで利用可能であり、AI自動編集、辞書登録、多言語対応などの主要機能はすべて使える。ライトユーザーであれば無料プランで十分な場合もある。セキュリティの基本機能は無料プランと有料プランで共通である。

Claude Codeとの連携活用

Typelessの大きな魅力の1つが、Claude Codeとの組み合わせによる生産性向上である。

PCでの活用:Fnキーで即座に音声入力

Typelessはシステムワイドで動作するため、ターミナル上のClaude Codeでもそのまま使える。デフォルトではFnキー(Macの場合)を押している間だけ録音される

  1. ターミナルでClaude Codeを起動する
  2. プロンプト入力欄にカーソルを合わせる
  3. Fnキーを押しながら指示内容を話す
  4. キーを離すとAI処理されたテキストが自動挿入される

キーボードから手を離すことなく、長文のプロンプトや複雑な指示も音声で入力できる。特に「このファイルの認証ロジックを確認して、セキュリティ上の問題があれば修正して」といった自然言語での指示は、タイピングするよりも音声の方が圧倒的に速い。

スマートフォンでの活用:外出先からブログ更新

iOSではTypelessをAIボイスキーボードとしてインストールすることで、あらゆるアプリでTypelessの音声入力が使える。これにより、以下のようなワークフローが実現する。

  1. スマートフォンにClaudeアプリをダウンロードする
  2. Claude Codeを開く
  3. Typelessキーボードで音声入力し、ブログ記事の作成やサイト更新の指示を出す

外出先でもスマホだけでブログ記事の作成やサイトの更新作業が可能になる。移動時間や待ち時間を有効活用できるのは大きなメリットである。

入力速度と精度の体験談

実際にTypelessを使ってみた体験として、入力の速度と精度が非常に高く、変換がスムーズであるという点が特に印象的であった。

英語の変換精度

英語の変換精度は非常に高い。アクセントのある英語でもほぼ正確にキャプチャするとの報告があり、技術用語や固有名詞にも正確に対応する。Product Huntでも5つ星評価(5.0/5.0)を獲得しており、ユーザー満足度は高い。ただし、レビュー数はまだ少数であるため、評価の統計的信頼性には留意が必要である。

日本語の変換精度

日本語についても高い評価を受けている。日本語のフィラーワード(「えー」「あのー」「そのー」)の自動除去に対応しており、自動改行や構造化も日本語テキストで正しく機能する。

多言語対応の強み

100以上の言語に対応しており、自動言語検出により話している言語を自動認識する。日本語と英語の混在入力にも対応しているため、エンジニアが技術記事を書く際に「このfunctionの引数に」といった混在表現も自然に処理される。

利用イメージ:曖昧で冗長な音声入力はどう変換されるか

Typelessの真価は、きれいに話さなくても整ったテキストが出力される点にある。ここでは、あえて「重複が多い」「曖昧で具体性に欠ける」指示を音声入力し、Typelessがどのように整理するかを例示する

テスト条件

  • 重複する語句や内容を意図的に含める
  • 具体的な詳細をできるだけ省き、曖昧な表現で話す
  • フィラー(「えーと」「なんか」「まあ」など)を自然に挟む

入力する音声例

Claude Codeに音声入力ツールの比較調査を依頼するという想定で、Typelessに向かって以下のような内容を話したと仮定する

えーと、音声入力ツールについてちょっと調べてほしいんだけど、なんかいろいろあるじゃん、音声入力のツールって。で、えっとそれぞれのツールの、なんていうか、いいところとか悪いところとかを、まあいろんな観点から調べてほしくて。あ、あと料金もね、料金も調べてほしいし、どのくらいの精度があるのかとか、精度もね。で、セキュリティとかプライバシーとか、その辺も気になるから調べてほしい。あと対応言語?対応している言語もね、何語に対応しているのかとか。あ、それからプラットフォーム、MacとかWindowsとかスマホとか使えるのかっていうのも。えーとそれと、使い勝手というか、使いやすさとか、セットアップの簡単さとかも知りたくて。まあとにかくいろんな面から比較してほしいっていう感じで。あ、あと料金のこともさっき言ったけど、無料プランがあるかとか、有料プランはいくらかとか、その辺も調べて。

この音声入力には、以下の問題が意図的に含まれている。

  • フィラー: 「えーと」「なんか」「まあ」「あ」が計8回
  • 重複: 「料金」について冒頭と末尾で2回同じことを言っている
  • 曖昧表現: 「いろいろ」「その辺」「いろんな面」「なんていうか」など具体性のない表現が多数

Typelessの出力結果

上記の音声入力に対して、Typelessは以下のテキストを出力した。

音声入力ツールについて、以下の観点から調査・比較してほしい。

  1. 各ツールのメリット・デメリット
  2. 料金体系(無料プランの有無、有料プランの価格)
  3. 音声認識の精度
  4. セキュリティとプライバシー
  5. 対応言語数
  6. 対応プラットフォーム(Mac、Windows、スマートフォン)
  7. 使いやすさとセットアップの簡単さ

検証結果の分析

項目

入力(話した内容)

出力(Typelessの変換結果)

フィラー

「えーと」「なんか」「まあ」等8回

すべて除去

重複

「料金」を2回言及

1つに統合

曖昧表現

「いろいろ」「その辺」等

具体的な項目に変換

構造

一続きの話し言葉

番号付きリストに構造化

文体

口語体(「〜じゃん」「〜ほしくて」)

書き言葉に変換

特筆すべきは、2回言及した「料金」が自動的に1つの項目に統合されている点と、「いろんな観点から」という曖昧な指示が具体的な7つの調査項目に分解されている点である。これにより、出力されたテキストはそのままClaude Codeへのプロンプトとして使えるレベルに仕上がっている。

このデモが示しているのは、Typelessが単なる音声文字起こしではなく、「話者の意図を理解して構造化するAI」であるという点である。考えながら話しても、言い直しても、重複しても、最終的に整理された指示文が得られる。

他の音声入力ツールとの比較

Typelessを他の主要な音声入力ツールと比較する。

ツール

特徴

AI整形

料金

対応OS

Typeless

高機能AI音声入力

あり

無料/$12月(年払い)

Mac/Win/iOS/Android

AquaVoice

シンプルな音声入力

限定的

$8/月

Mac/Win

SuperWhisper

ローカル処理特化

あり

$8.49/月〜(Lifetimeあり)

Mac/Win/iOS

Google音声入力

OS標準搭載

なし

無料

Android/Chrome

Typelessの差別化ポイント

  1. AIポストプロセッシング: フィラー削除、自己修正検出、文章整形を自動化する点は、Google音声入力やWhisperにはない機能である
  2. 文脈適応: アプリに応じたトーン自動調整は他ツールにない独自機能である
  3. クロスプラットフォーム: Mac、Windows、iOS、Androidのすべてに対応しており、AquaVoice(デスクトップ中心)より幅広い
  4. 無料プランの充実: 週4,000語まで主要機能がすべて使える無料プランがある

セキュリティとプライバシー

音声入力ツールは個人情報や業務情報を扱う可能性があるため、セキュリティの確認は重要である。

公式のセキュリティポリシー

Typelessはランディングページおよびプライバシーポリシーで以下を明言している。

  • ゼロデータ保持(Zero Data Retention): 音声データはクラウドサーバーでリアルタイム処理され、文字起こし結果がローカルデバイスに返された後、即座に破棄される
  • AIトレーニング非使用: Typeless自身もサードパーティのLLMプロバイダーも、ユーザーのディクテーションデータをモデルトレーニングに使用しない
  • ローカル履歴保存: ディクテーション履歴はデバイス上のみに保存される

暗号化

転送時の暗号化(Encryption in Transit)と保存時の暗号化(Encryption at Rest)が実施されている。

注意すべきポイント

基本的なセキュリティ機能(ゼロデータ保持、トレーニング非使用)は両プラン共通だが、機密性の高い内容の入力には慎重になるべきである

まとめ

  • Typelessは単なる文字起こしではなく、フィラー削除・重複検出・自動構造化など、話し言葉を書き言葉に自動変換するAI音声入力ツールである
  • Proプランは年払いで月額$12(約1,800〜1,900円)、30日間の無料トライアルが利用でき、無料プランでも週4,000語まで主要機能が使える
  • Claude Codeとの連携により、PCではFnキー1つで音声入力、スマホからでもブログ記事作成やサイト更新が可能になる
  • 英語・日本語ともに変換精度が高く、多言語混在入力にも対応しているため、エンジニアの技術記事執筆に特に適している
  • セキュリティ面ではゼロデータ保持とAIトレーニング非使用を明言しているが、SOC 2やGDPRの認証は未取得であるため、機密情報の入力には注意が必要である
  • Product Huntで5つ星評価・Product of the Dayを獲得しており、音声入力で生産性を向上させたいユーザーにとって有力な選択肢である