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Screen Studio完全ガイド:Macで簡単にプロフェッショナルな動画を作成する方法

公開日

環境

  • MacOS Apple M4 Max Sequoia 15.1

この記事を読むことで得られるメリット

  • Screen Studioの主要機能を理解し、すぐに使い始められる
  • プロフェッショナルな見た目の動画を録画だけで作成できるようになる
  • 効率的な録画・編集ワークフローを習得できる
  • 便利なショートカットや設定を学べる
  • 買い切り型で費用対効果の高い動画制作ツールを活用できる

この記事を読むのにかかる時間

約8分

要約

Screen Studioは、Macユーザー向けの画面録画・編集ソフトウェアである。録画するだけで自動的にプロフェッショナルな編集が施され、ズーム効果、モーションブラー、字幕生成などの高度な機能を直感的に使用できる。プレゼンテーション、チュートリアル、製品デモなど幅広い用途に対応し、リモートワーク時代の必須ツールとなっている。

Screen Studioとは

Screen Studio(https://screen.studio/)はMac専用の次世代画面録画ソフトウェアである。単なる画面録画ツールではなく、録画と同時に自動的にプロフェッショナルな編集を行い、美しく分かりやすい動画を作成できることが最大の特徴である。

こんな人に特におすすめ

  • Macでオシャレな動画を作りたい人
    • 録画するだけで自動的にプロフェッショナルな編集を行い、美しく分かりやすい動画を作成できる
  • 動画編集の経験がない初心者
  • 時間をかけずに高品質な動画を作りたい人
  • YouTubeやオンライン講座のコンテンツクリエイター
  • リモートワークで頻繁に画面共有を行うビジネスパーソン

ユースケース

  • プレゼンテーション - 資料説明を動画化して共有
  • 動画配信、オンライン講座 - 教育コンテンツの制作
  • デモ - ソフトウェアの操作説明
  • 製品紹介 - SaaSやアプリの機能紹介
  • チュートリアル - 手順説明動画の作成
  • リモートワークでのコミュニケーション - 非同期での情報共有
  • バグ報告 - 開発チームへの詳細な不具合報告

始め方

https://screen.studio/ からダウンロードする

Screen Studioを起動すると、専用のツールバーが表示される

初回起動時は、必要な権限(画面収録、マイクアクセスなど)を許可する

録画手順

録画する画面範囲を指定し、「Start Recording」を押して開始、終了したら停止を押すだけという簡単な操作である。

録画する画面範囲の指定

  • ディスプレイ全体 - 画面全体を録画
  • 特定のウインドウ - アプリケーション単位での録画
  • 範囲指定 - 自由に範囲を選択
  • iPhoneなどの接続デバイス上の画面 - モバイルアプリのデモに最適

録画終了はショートカットが便利

ボタンを使うとレコーディングの最後に不必要なカーソルの動作を行うことになってしまう。設定から「Open Picker / Finish Recording」のショートカットを設定して、ショートカットによる録画完了をすることができる。「ctrl + option + Q」など覚えやすいショートカットを設定することをおすすめする。

設定

Shortcutsから選択して、ショートカットキーを登録

録画後は、録画内容のプレビューが表示されるので、そのまま保存するか、編集するかを選択できる。

録画した画面の編集機能

ズーム機能

図の紫色の部分が自動ズームインが適用されている箇所

  • 自動ズーム - クリック対象に自動的にズームイン
  • ズームレベル選択 - ズームの倍率を細かく調整可能
    • 調整するのはここくらいで、後はデフォルトの設定で十分問題なし

壁紙設定

  • Background - 背景色やグラデーションの設定
  • Padding - 録画画面の周囲の余白調整
  • Rounded Corner - 角丸の設定
  • Shadow - 影の追加

マウスカーソール

  • サイズ調整 - カーソルの大きさを変更
  • スタイル(外観) - カーソルのデザイン選択
  • クリック効果、クリック音 - クリック時のビジュアル・音響効果

個人的に、クリック効果とクリック音は好きな機能。クリック音はプレビューで音声を確認できる

オーディオ

音楽を追加することができる

アニメーション

スクリーンやカーソールのアニメーションを設定できる。個人的にはSmoothが気に入っている。モーションブラーを利用すれば、動きに残像をかけることができで、スムーズな動きを演出できる。

スクリーンサイズ

縦横比を指定できる

クロップ

スクリーンの領域をトリミングできる。今のところあまり使わない

マスク

強調箇所もしくは秘匿データのどちらかを指定し、特定箇所にマスクをかけることが可能(重要)

以下は秘匿情報にマスクをかける例

Undo Redo

間違えても安心

字幕

  • 音声から自動字幕生成 - AIによる自動文字起こし機能

マイク

  • ミュート - 音声のオン/オフ切り替え
  • 音楽の追加 - BGMの挿入

タイプしたキーの表示

画面録画中にタイピングしたキーを画面上に表示できるようになる。ショートカットキーの説明などに便利である。

録画内容にShiftやバックスペース、などタイピングしていればショートカットキーを表示するかどうかを選択できる項目がアクティブになる。

実際のイメージはこのような感じ

クリップの分割

なんとクリップの分割まで備わっており、これ一つである程度動画編集が可能

Webカメラの同時収録

自分の顔を同時に映すピクチャーインピクチャー機能も搭載している。他のカメラで撮った自分の顔の動画を重ねることも可能。

サイズや位置、丸み、反転するかなどを指定できる

字幕

他言語で翻訳し字幕生成できる

プリセット

お好みの設定が完了したら設定を保存し、使いまわせるようにしておくと便利

出力

エクスポートボタンから、MP4またはGIF形式で出力できる。用途に応じて最適な形式を選択可能である。共有リンクを発行することも可能

価格

9ドル/月(約1300円)または買い切りで229ドル(約3万円)

便利な設定

  • デスクトップアイコンを非表示にする - PCのデスクトップアイコンを非表示にできるのできれいな画面で録画可能

その他、

  • このアプリのメニューバーを非表示にする - 余計な要素を排除
  • スピーカーノートを表示する(カンペ) - プレゼン時に便利

などの機能もある

まとめ

Screen Studioは、Mac専用の革新的な画面録画ツールである。月9ドルまたは229ドルの買い切り価格で、自動ズーム、モーションブラー、字幕生成などプロ級の編集機能を搭載。録画するだけで美しい動画が完成する手軽さが魅力。プレゼンやチュートリアル作成に最適。