【Mac】ディレクトリ構成を簡単に出力できるtreeコマンド

本記事では、Macでフォルダのディレクトリ構成を簡単に出力できるtreeコマンドの導入方法について紹介しています。

出力イメージ

.
├── A
│   ├── A-1
│   └── A-2
└── B
└── B-1

Homebrewのインストール

以下コマンドをターミナルで実行します

/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

Homebrewでtreeコマンドをインストール

brew install tree

treeコマンドを実行

構成を確認したいフォルダに移動し、以下コマンドを実行するだけで簡単にディレクトリ構造が出力されます

tree

オプション一覧

treeの主なオプション(表示する項目)

短いオプション長いオプション意味
-a名前がドットから始まるディレクトリも含めて表示する(「.」と「..」は対象外)
-dディレクトリだけを表示する
-lシンボリックリンクをたどる
-f各ファイルやディレクトリを指定したディレクトリからのパスを付けて表示する(指定しなかった場合はカレントディレクトリから)
-x他のファイルシステムを対象としない(findコマンドの-xdevオプション相当)
-L 深さ表示するディレクトリの深さ(1以上の整数を指定)
-P パターンパターンにマッチしたファイルだけを表示する(該当するファイルがない場合もディレクトリは表示)。パターンにはパス名展開と同様に「*」「?」「[A-Z]」などを用いた指定が可能
-I パターンパターンにマッチしなかったファイルだけを表示する
–prune空のディレクトリを出力しない(-Pや-Iで、表示対象のファイルが見つからなかったディレクトリを表示しない)
–filelimit エントリ数指定した数を超えるエントリを持つディレクトリの内部を表示しない(–filelimit 10では、表示内容が10以内のディレクトリの内部のみを表示する)
-o ファイル名指定したファイルにtreeの出力を保存する

 

短いオプション長いオプション意味
-q表示できない文字を「?」で置き換えて表示
-N表示できない文字を8進数で置き換えて表示
-Qファイル名を二重引用符で囲んで表示
-pパーミッションを表示(「ls -l」相当)
-uファイルの所有者を表示
-gファイルの所有グループを表示
-sファイルのサイズ(バイト数)を表示
-hファイルのサイズを単位付きで表示
–siファイルのサイズをSI系(1000の倍数)の単位付きで表示
–duディレクトリのサイズ(「du -c」相当)を表示
-Dファイルの更新時刻を表示(「-c」を併用している場合はステータスの変更時刻を表示)
–timefmt フォーマットタイムスタンプの表示フォーマットを指定(%Y、%m、%dなどが使用可能 ※1)、「-D」オプションを指定した扱いとなる
-Fファイルの種類を表示(「ls -F」相当)
–inodesファイルのiノード番号を表示
–deviceファイルのデバイス番号を表示
–noreport表示したディレクトリとファイルの個数を表す末尾のレポート行を表示しない

treeの主なオプション(表示順)

短いオプション長いオプション意味
-tファイルの更新時刻順に表示
-cファイルのステータス変更時刻順で表示
-rアルファベットの逆順で表示(-tや-cと併用した場合は時刻の逆順)
-U並べ替えずに表示(デフォルトはアルファベット順)
–dirsfirstディレクトリを先に表示(-Uを指定している場合は無効)

treeの主なオプション(表示形式)

短いオプション長いオプション意味
-iツリー状にインデントせずに表示(本文参照)
-Aツリー表示の線を滑らかなけい線で表示
-Sツリー表示の線をASCIIのけい線文字で表示(「–charset=IBM437」相当)
–charset 文字セットツリーを表す線に使用する文字セットや、HTMLやXML出力時に指定する文字セットを指定
-C常に色付きで表示(色の設定は環境変数LS_COLORSに従う)
-n常に色なしで表示(「-C」を打ち消す)
-H URLの起点HTML形式で表示。ファイル名部分は「URLの起点」とパスを組み合わせたリンクとなる(本文参照)
–nolinksHTML出力時にリンクを出力しない
-T タイトルHTML出力時のタイトル(title要素およびH1要素で出力する)
-XXML形式で出力

 

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