このコンテンツから学べること
実体験ベースで、未経験からエンジニア転職にポートフォリオが必須の理由と現状のポートフォリオのレベル感、作成のポイントがわかるようになります。
経緯
なぜこんな基本的なテーマをわざわざ説明するかというと、snsをみていると、未経験転職の際にポートフォリオは不要では?とか面接で結局ポートフォリオについて触れられなかったから、作り損だったという意見をちょくちょく耳にします。 私自身は、断然ポートフォリオ必用派す。私自身の未経験からの転職経験と、企業側の面接官としての双方向の経験をもとに、なぜポートフォリオが必要なのかということについて論理的に説明します。
結論
結論としては、ポートフォリオが、「その応募者が駆け出しの開発者としてどんなバックグラウンドや思考を持っていて、どれくらいの開発スキルがあるのかということを知ることができる唯一のものだから」です。
具体的な理由
ポートフォリオの役割
エンジニアは専門職(技術職)なので、最低限開発スキルを持っておく必要がありますが、未経験エンジニアにはそれがありません。それを証明できる唯一の手段がポートフォリオです。企業のエンジニアとしては、一緒に働くかもしれないもっというと指導しないといけないエンジニアになる可能性があるので、どの程度開発に対して自走力があるかを測るための重要な指標になります。
たまたま面接で触れられなかったから不要ということではない
面接の中で、ポートフォリオの話がない場合は、企業側が未経験エンジニアの採用に相当疎いか、そもそも雇う気がないか、その企業が開発できない現場なので応募者の開発スキルはどうでもいいかのどれかかと思います。たまたまその企業がポートフォリオ不要だっただけで、大抵の企業は選考にポートフォリオを必要としているので迷うことなく、ポートフォリオを準備するようにしましょう。
人間性、思考がわかる
ポートフォリオから人間性、個性もわかります。課題解決能力や開発に対してどんな考え方や思考をしているのか、どう言ったことが好きなのか、バックグラウンドや趣味はなんなのかなども同様。雑なポートフォリオを作る方は、「ああ、この方は実際の現場でも雑な作業や成果物を提出してくるな」と思われますし、その反対も同様です。
ポートフォリオの現状
初学者の作るポートフォリオのレベルは大差ないという意見をsnsなどで見かけますが、実際はそんなことないです。
かなりレベルが上がってきており、レベルの高い方であればSPA化はもちろん、CI CDやインフラのカード化など実務レベルで使用される技術や仕組みをポートフォリオに組み込んでいる方も増えてきており、同時に課題解決のための仕組みを機能として備えたものを開発しているかたも多いです。
ポートフォリオ作成のポイント
- 自分、周囲の誰かの課題解決につながるものであること
- 個性があること
- 基本的なCRUD処理とこだわった1機能を備えていること(誰も使ったことのない革新的なものを作る必要はない。)
- 現場のエンジニアは忙しいので、配慮する
- 面接の際に、web上に公開されたポートフォリオとそのソースコードのリポジトリを見せれるように。ローカル(自分のPC上)でしか見せれない、リポジトリしかないなどは避けるように。2次面接などで登場する現場のエンジニアは忙しい中面接に参加するので、面接に際して細かくソースコードなどをみている暇がない。
- githubで擬似チーム開発(githubフロー)
- APIを使用する(LINE、楽天、Github、Youtube...)
- 機能が多くバグがあるアプリよりも、バグなく動く機能が絞られたアプリ
まとめ
いかがでししたでしょうか。本記事では、未経験からエンジニア転職にポートフォリオが必須の理由について説明しています。合わせてポートフォリオのレベル感と作成のポイントを実体験ベースで紹介していますので、ぜひ参考んして転職を成功させてください。