ITエンジニア約1,000名を対象に実施した意識調査が面白いなと思ったので、記事にしてみた。
https://www.akkodis.co.jp/news/2019/1211
約6割のエンジニアが、技術的スキルのみでは今後生き残れないと回答したそう。
これは非常に同感で、実務では要件に沿ったソフトウェアを構築できることは当たり前に求められることであり、技術力以外に必要とされるスキルや振る舞いがたくさんある。
どういうスキルが求められる?
問題解決能力、提案力(これどうしましょう?ではなく、複数案提示しつつ、メリットデメリット添えて提案できる力)、プロジェクト推進力、マネジメント能力、コミュニケーション力、ドメイン理解、ビジネスに対する興味関心、調査能力、難しいことを分解できる能力、的確に優先度付けができるスキル、ビジネスサイドと対話できるスキル
技術力は一定水準で足りる
実務では、技術に関して全てを深く理解していないくても問題になることは少ない。
極端に専門性を要求されるプロダクトでもない限り一定水準理解していれば問題なく実現できる
技術力だけで勝負しようとすると上には上がいるので、悪手
中途半端な専門性、技術力は生成AIに置き換わる
生成AIの台頭によって、中途半端な専門性、技術力は置き換えられる可能性が高まっており、同時に、市場価値が高まりにくい傾向になって来ている
キャリアを重ねるほど実感する
調査結果では、若手よりもベテラン層の方が高い危機感を感じていることもわかっており、キャリアを重ねるにつれ技術力だけではどうにもこうにもいかない局面に遭遇するケースが増えるので、調査結果としては非常に共感できる
フリーランスであれば無関係?
とは個人的に思わない。単に技術力が高いだけで先に上げたようなスキルを蔑ろにしていたら、長く良好な関係を築きにくいので、フリーランスとしても安定しないだろう。